子どもに任せてみた!

バイトで小学生のサッカースクールのアシスタントをしています。

 

ある時、いつも元気な子なのに、今日は元気がないと気づきました。何気なく話しかけると、今日は少しやる気がでないとのこと。

 

1対1の練習の時に、「やっぱやる気出ないわ」と訴えてきました。どうにかしたいと思いましたが、あの感じだと、私が何を言っても効果がなさそうでした。そもそも私がなんか言ってどうにかなるなら、最初に話した時から彼は元気に練習しているはずです。

 

なぜかその時余裕があった私は、周りの子に任せてみようと思い立ちます。「じゃあ、少し様子見るか」と一言声をかけると、彼は列から外れて仲間の練習を見始めました。周りの子がなんとかしてくれると信じて見ていました。

 

すぐに仲良しの友達が彼に声をかけに来ました。すると彼は不思議なことに、笑顔になって練習に参加し始めます。何を言ったかはわかりません。

 

そこで、「もう大丈夫なの?」と聞くと、「うん、なんかここらへんがほぐれてきた」と腕を回しながらさっきよりも元気な声で話し、練習に参加し始めました。ここから最後までいつもの彼でした。

 

私はこのバイトを始めたばかりですが、彼らは数年同じメンバーで練習してきています。それぞれの子ども達のこと、また子ども達の関係を把握しきれていない私より、子ども達の関係性に任せてみました。

 

結果、相性の合う友達の言葉の方が効きました。